胃がんによって胃を切除した人のために、いくつかのレシピ本があるけれど、どうなんだろう。
 『胃・腸を切った人のおいしい特効メニュー』(吉田美香・監修、主婦の友社)を見た。

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 「食事時間は規則正しく」は本当だろうか。「消化酵素の活性化が高まり、栄養素の吸収率も高まって、体力の回復も早くなります」というけれど、胃のある人の資料ではないだろうか。
 なぜ疑問を持つのか。
 規則正しくといいながら、「自分に合った食事回数をつづけていきます」「最終的には3食に戻すことが必ずしも理想ではない」「要は、自分の体に合ったペースで、無理なく食事を続けていくことが肝心」と一方では述べている。
 ダンピング症状の記述では、「多くの場合、このようなダンピング症状は手術後1年半ぐらいでおさまってくるようです」。体が慣れるのではなく、生活習慣がダンピングをおこさない食事の摂取の仕方に変わって、うまくこなしているからだろう。
 自分にあった生活習慣を、それぞれが早く身につけることがまず大事なのだろう。
 レシピも多数紹介されているが、量と成分をよく考えて自分にあったものを「自分の好みで組み合わせ自由」に探して行こう。